「Cladia」で業務革命!

今回は、これまでこのシリーズで書かせて頂いた問題などを、我社のBS型ERPシステム「Cladia」を利用して解決した事例をいくつか紹介致します。

【毎日の生産状況をリアルに把握】

ある成形工場での導入事例です。それまでこの工場では、紙による生産日報で日々の生産数、不良率などを個別に把握し、月末にExcelに入力して集計を取っていました。

これでは日々の機械の異常や材料の異常などの把握が、月末にならないと解らないという事になります。しかし、Cladiaを導入し、日々の生産日報を現場で毎日入力することによって、翌日の朝には全ての成形機の生産数量や不良発生の状況を把握できるようになりました。

また、日々の生産数は自動的にシステムの在庫に反映されるため、営業担当者も、客先からの納期確認の問い合わせに、システムを見て即座に回答をすることができるようになりました。生産の効率UPと顧客満足度向上に効果を出すことができるようになりました。

【プロジェクトの進捗管理と履歴管理】

ある部品メーカーでの導入事例です。

部品の設計変更や金型の仕様変更。更には日々の業務の中で発生する様々な課題を、これまではExcel表に各自に書き込ませ管理してきました。
しかし、Excelは排他制御が有るため、複数の人が同時に入力することができません。

更に、Excelでは自由度が有りすぎて、使って行くうちに数式を勝手に変えられたり、フォーマットが変わったりしてしまいます。
そこでこの会社では、Cladiaの進捗管理の機能を利用し、日々の業務の進捗を全てシステムに書き込ませるようにしました。

その結果、日々の業務の進捗はもとより、過去の履歴に関してもデータベースに溜まった多くの情報から経緯をたどる事ができるようになりました。

年月の経過と共に忘れ去られがちな過去の問題も、例え担当者が退職や交代したとしても、データから過去の履歴を把握することができるようになりました。

【エクセルでは限界を感じていた受発注管理】

ある電子部品取扱い商社の事例です。

多品種の部品を取り扱うこの商社では、一日に数百枚ものPOを発行することがあり、Excel管理だけでは限界を感じていました。

Cladiaを導入する決断をしたのは、システムで管理しないと、いずれ大きな事故に発展しかねないと思ったからです。

現在は未だ本格的運用には入っていませんが、システムを入れたことによって、これまで担当に聞かないと解らなかった顧客データの紐付きや、自社品番、メーカー品番、仕様品番などの情報をすっきり整理することができました。

また、在庫の状況や発注必要部品の情報なども、リアルタイムで見れるようになります。

【請求漏れや期限切れのポカミスに効果】

あるサービス業の事例です。

この会社もこれまで、Excel表での管理で事務仕事を管理していました。しかし、担当者が辞めたりすることで、引き継ぎがうまくできなかった為に、本来毎年請求しなければならなかった年間費用を請求しないまま提供していたり、請求漏れや回収漏れなどの事故を何度か起こしていました。

Cladiaを導入したことで、全顧客の契約期間を全て入力し、契約期限切れ前にアラームが出るようにすることで請求漏れを解消。更に、見積管理を利用し、客先から承認をもらった見積書を受注に連動することで、分割での請求でも漏れが無いように工夫しました。

様々な業種で抱える様々な問題。特にヒューマンエラーは必ず起こります!
そのリスクは、システム化で防げるかもしれません。

是非弊社にご相談下さい。

【この記事は、2013/8月号「香港・華南MONTHLY」に掲載されたものです。】