第15回【1つで良い!語学を習得しろ!】

いつもメルマガ購読ありがとうございます。
ITSの齋藤です。

さて、2022年も今日で終わりです。
このメルマガを読んで頂く頃には、仕事初めって方も多くいらっしゃると思いますが、
2022年は皆さまにとってどんな年だったでしょうか?

メルマガを始めて1年が経ちましたが、2023年もどうぞよろしくお願い致します。

さて今回は。。。
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第10章【雑学を習得しろ!】
1つで良い!語学を習得しろ!
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のテーマから、
「言葉の由来」を楽しみながら、語学を習得していきましょう!
というお話しをさせて頂ければと思います。

今年の秋ごろ沖縄から大阪へ行った女の子は、外国語に触れ合いたくて
インターナショナルスクールで外国人に日本語を教える仕事に着きました。
色んな国の人と接する事ができて、今は充実した毎日を過ごしているそうです。

去年私のアシスタントとして展示会に出てくれた女の子は、
親が中国人という事もあり、中国語、韓国語、英語が堪能でした。

その子と話した事があるのですが、私も中国語、ポルトガル語、英語ができる
とはいうものの、日本語以外の言葉で話そうとすると、、、

ポルトガル語で話しているつもりが、所々中国語の単語を使っていたり、
英語で話しているつもりが、ポルトガル語の単語しか思いつかなかったり…
頭の中で言葉が混乱してしまうんです。

その話しを彼女にしたら、彼女も全く同じだ!と言ってました。

これは私の自論ですが、おそらく人間の脳には、母国語が入っている棚と、
外国語が入る棚の2つしかなく、

その外国語の棚には何種類も引き出しがあって、
今しゃべっている言語の引き出しを開けているつもりなのに、
次に言いたい単語が出てこなくなると、
別の引き出しから同じ意味の別の言語の単語を引っ張ってきてしまう。

そして、使う頻度が減った言語はどんどん棚の下の方の引き出しに下がっていき、
忘れていくんだと思うんです。

そんな話しをその子として「そうそう!」なんて盛り上がった事もありました(笑)


【1つで良い!語学を習得しろ】
私は中学の頃、英語の授業が大好きでした。
しかし、高校英語で文法が入って来てから全く英語に興味が無くなりました。

受験勉強でも、国語、数学、英語のうち、英語は全くダメ!
数学で点数を稼ぎ、合計点でなんとか合格!
みたいな感じでした。

そんな私が一番最初に行かされた国がブラジルです。
ブラジルはポルトガル語です。

日常会話程度のポルトガル語は、なんとか独学で習得しました。
しかし、仕事では通訳が付きます。

通訳を通してお客さんと話しをしていると、だんだん自分が伝えたい事が
通訳する人によって相手に伝わってないという事に気付き初めました。

お客はフォード自動車です。
マネージャー以上は全部アメリカ人です。
ポルトガル語は通じません。

そこで私は会社に「英語の学校に行かせてくれ」と頼むも却下です。
ポルトガル語の学校なら行っても良い。
英語学校は高いからダメ!と言われました。

しょうがないので自腹で英語の家庭教師を付けました。

先生はシンガポール人なので「シングリッシュ」でしたが、
逆にアメリカ英語なまりが無かったので覚えやすかったです。

1か月ぐらいすると、「な~んだ!中学校英語で十分じゃないか!」
という事に気付きます。

高校で教わった英語の文法なんて、実践ではあまり役に立たない
という事に気付いたのです。

そこから英語が面白くなり、どんどん自信が付いてきました。

その後はどこに行かされようが全く言葉の不安は無かったのですが。。。

最後に中国へ赴任し、中国では全く英語が通じない事にショックを受けます。

そこで今度は中国語を覚え始めたのですが、英語を覚えたからこそ発音できる
中国語の単語があるという事にも気付きました。

例えば、、、
1,2,3を、イー、アール、サン と言いますが、
2の「アール」の発音は英語の「You are」の「are」と全く同じです。
これを「アール」と発音するか「are」と発音するかで、
日本人かどうか直ぐにバレます。(笑)

他にもこういう事をたくさん覚えていった結果、
中国人は「私は日本人だ」と言っても信じてくれなくなりました(笑)

たった1つ、英語を習得しただけで中国語まで覚えられるようになれたんです。


【古代語からの言語の派生】
言葉に興味を持つと、言語のルーツに興味が出てきます。

さすがにアフリカの言葉は私にも解かりませんが、
世界の言語を大きく分けると、ヨーロッパから派生した「印欧祖語」と
中国から派生した「漢字文化」の2つに分かれます。

印欧祖語から派生した言語は、
ゲルマン語(英語、ドイツ語、オランダ、北欧などのアングロサクソン語)
イタリック語(イタリア、フランス、スペイン語などのラテン語)
バルトスラブ語(ロシア語、チェコ語、ブルガリア語)
ヘレニック語(ギリシャ語)
アナトリア語(ヒッタイト語、リディア語)
インドイラン語(イラン、インド語、ペルシャ語、サンスクリット語)
に派生して行きます。

これら「印欧祖語」は、元々アルファベットの字があり「書き言葉」です。

一方、中国を除く東アジアは独自の言語がそもそも存在していましたが、
書く事ができない「話し言葉」です。

日本語も韓国語もベトナム語も、元々「字」は無く、しゃべるだけ。
そこに「漢字文化」が入り、「文字」というものができました。

面白いのは、アジア圏では「3」を「サン」とか「サム」とか読みますよね!
一方ヨーロッパ語は「4」を「クワトロ」と発音する言葉が多いんです。

こうやって言語の歴史をたどっていくと、面白い発見が生まれて来ます。
ポルトガル語を習得しただけで、イタリア語もフランス語もスペイン語も
聞き取れるようになるんです!

という事で、言葉は大事です!面白いです!

外国語に興味のある方は、どんどん他の言語にも挑戦してみてください!

さて次回は。。。
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第2章【私が見て来た”仕事ができる”人】から
駆け出しの私を拾ってくれた社長さん達
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というテーマでお話しをしたいと思います。

それでは皆さん、よいお年をお迎えください。
2023年も宜しくお願い致します!


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ではまた次回お楽しみに!

2022年12月31日

【齋藤社長の情報発信室】
齋藤 利和