今の時代。。。
スマホは当たり前の通信手段となり、SNSというコミュニケーションが主流となり、街の至る所で写真を撮り、ネットにアップする。。。
そんな光景が当たり前の時代になりましたが、今から20年前、こんな時代が来るとは誰も思ってなかったかもしれません。
しかし私は、ちょうど20年前ぐらいから、いつかこんな時代が来る!
そして、それを成し遂げるのは、きっと『孫正義さん』だ!と思っていました。
最近のテレビドラマを見ていると、やけにiPhoneが出てくるので、ふっとあの時代の事を思い出しました。。。
25歳(1990年)頃でしょうか。。。
先輩が持っていた電子手帳『SHARP ザウルス』というものに出会います。
付属のペン(ステンシル)で画面をタッチする、当時『電子手帳』と呼ばれていたものです。
私が初めて購入したモバイル媒体です!
後から知った事ですが、孫正義さんが最初に手掛けたビッグビジネスも、実はSHARPの電子翻訳機からなんです。なんかやはり運命を感じてしまいます。
しかし、それから1,2年後、アメリカ出張が多くなってきた頃、アメリカ駐在員が使っていた手のひらサイズのMS-DOS内蔵ポータブルコンピュータ『HP‐100LX』というものを見せられ、一気に魅了されました!
そして、アメリカで発売されたばかりの『HP-200LX』を購入!
しかしこの頃は、メモリも小さく、速度も遅く、日本語化もほとんど進んでいませんでした。もちろん、通信機能も付いていません。
そして27歳で日本に帰国する頃になると、HP-200LXは、日本でもマニアの間で人気が出始め、日本語化キットや、PCMCAカードモデムなどが出回り、クロックアップ(今でいうCPUの高速化)品なども秋葉原で出回るようになりました。
私も前にアメリカで買った200LXを売り、秋葉原でクロックアップ品に買い替え、2代目 200LXは、かなり長く使いました。
そして、Windows 95が発売され、Windowsブームが沸き上がると、モバイル型のWindows CEを搭載した機種が、各社から販売されはじめます!
私も長年愛用してきた200LXを売り、CASIOの『カシオペア』というモバイルPCに鞍替えします。
しかし・・・
安定したMS-DOSを搭載した200LXに比べれば、当時のWindows CEはバグが多く、とにかくフリーズします!
もう飽き飽きしていた所に、今度はカラー液晶のWindows CEモデルが販売され始めます!
名車『200LX』を生んだHewlett Packardが、ついにWindows CEモデルを出したのです!
『HP-620X』の登場です!
早速購入!
しかし・・・
所詮はWindowsCE。。。
不安定なOSを載せた端末は、いくらかっこよくなっても、フリーズばかりしていては使い物になりません。。。
結局これも売り払い、また 200LXを購入!実に3代目の200LXです!
途中WindowsCEに浮気してしまったのもの、3代目200LXも長く愛用しました。
35歳(2000年)頃でしょうか。。。
携帯電話がアナログからデジタルに変わり、PHSなる安い電話が出始めた頃。
これまでの『電子手帳』や『モバイル端末』などの単語が『PDA』と呼ばれ始めるきっかけになったのが『Palm OS』の登場からです!
Palm Vx の登場です!
これまでのモバイル端末は、PCとの同期(データ共有)がいちいち面倒でしたが、このPalm OSが出てから、写真にあるスタンドに端末を載せ、シンクロボタンを押すだけで、USBに接続されたPCと簡単に同期がとれる。
これが画期的でした!
ほぼ同時期には、NTT DocomoのPHSが、運転中の通話には向かない(基地局の切り替えが不得意)ことから、音声の電話機からデータ通信機器に変わり始め、マニアの間では、このPalmにPHSのカード(Mini PCMCAカード)を溶接でつなぎ、PHSモデム内蔵などという改造も有った時代です。
この頃から、いつか『モデム内蔵の改造品』ではなく、PDAに通信機器を搭載した携帯端末の時代が来る!
と思い始めるようになりました。
しかし。。。残念ながら、NTT Docomoの『i mode』の登場以降、世界の携帯電話の通信方式が、『GSM』という共通規格を採用しているのに、日本の限りある電波を有効活用する為という理由から、日本はGSMを採用せず、独自の通信方式に走ります。
そこからが、日本の携帯電話が取り残された「ガラパゴス化」へ進み、『ガラケー』と呼ばれていくようになったのです。
この頃から私は、香港・中国をはじめとする、海外出張が多くなります。
日本の携帯電話など、どこへ持って行っても使い物になりません!
そう。GSMじゃないからです。。。
そして、海外出張用で初めて香港で、Nokiaの携帯を買いました。
私が買ったのは、単純な携帯電話でしたが、2002年に『クローサー』という映画で、 スー・チー(舒淇)が使っていた『Nokia 9210』に憧れていたものです。
Nokia 9210
二つ折りの携帯を開けるとキーボートが出て来て、モバイル端末として使える!
しかも、GSMでの通信で、インターネットに繋がるという、まさに私が期待いていた端末が、既にヨーロッパでは広まっていたのです!
ただ、残念ながら、日本語対応ができなかったのと、正直高くて買えませんでした。。。
2003年、私は会社を辞め、独立の道を選びましたが、一番最初に着手したのが水商売だったので、PDAのようなビジネスツールには一旦縁が無くなり、携帯電話の方に興味が移っていきます。
何台も携帯を変え、行きついたのが Vodafone の903SH(SHARP)です!
当時としては、高解像度のカメラを備え、デジカメの替わりに使えた唯一の携帯でした。
白と赤、2台使いましたが、残念ながら盗難に遭い、その前に偶然遊び心で買ったWindows Mobile携帯『X01HT』をメインで使う羽目に。。。
HTCの X01HT です。
WindowsCEから Windows Mobileに変わったことで、昔のようなバグだらけのOSではなくなりましたが、やはり期待できる品物ではありませんでした。。。
そして2006年、Vodafone が SoftBankへ変わります!
尊敬する孫正義さんが、ついに通信業界に進出しました!
日本初のスマートフォンとも言える、このX01HTを日本で最初に販売したのも、SoftBankでした!
やはり、孫さんが先に新しいモバイル時代を作ってくれるに違いない!
私はそう確信していました。
2010年!
やっと、NTTが開発した通信方式『WCDMA』がアジアで採用され、Appleから『iPhone 3G』が販売され、日本で最初にSoftBankがiPhoneを発売!
やはり、孫さんが新しい時代を作ってくれました!^^
そして私も、『iPhone 4』からiPhoneデビュー!
20年前に予想していた今のインターネット時代を普及させたのは、やはり孫正義さんでした!^^
※写真は全て、ネットから引用しています。