第13回【政治に参加しろ!】投票で一番大事なのは…

いつもメルマガ購読ありがとうございます。
ITSの齋藤です。

今日から8月ですね!
メルマガ配信も一ヶ月以上間が空いてしまいました。
またまた大変ご無沙汰して申し訳ありません。

この7月も、2度目のベトナム出張に行って参りました!
2度目ともなると、だいぶ土地勘やベトナムドンの価値観も覚えて来て、
一人でも行動できるようになります。
今度はベトナム語覚えなきゃ~!です。(笑)

去る7月10日、参議院選挙が行われました。

選挙演説中に安部さんが暗殺されるという
非常にショッキングな事件が起こりましたが、
皆さんは投票に行きましたか?

結果的にまた自民党が圧勝する形で終わりましたが、
今回のテーマは、この選挙を通して。。。
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第6章【政治に参加しろ!】
投票で一番大事なのは…
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というテーマでお話しさせて頂ければと思います。


【直接選挙の怖さ】
つい最近、韓国でも大統領選が行われ、新たに「尹錫悅」氏が
新大統領に選ばれました。

大統領制は、国民が直接大統領選に投票する「直接選挙」です。
アメリカやフランスなど、多くの国でこの大統領制を取っています。

一方、日本では、議会が国会議員の中から総理大臣を選ぶ、
「議員内閣制」という制度になっています。

なぜ日本は、国民が直接総理大臣を選べないのでしょう…?
GHQがそういう憲法を作ったから?
明治維新の時に、イギリスの制度を真似したから?
まぁ、どっちも正解なのですが、直接選挙って怖い一面もあるんですよ!

例えば数年前の「大阪都構想住民投票」
イギリスがEUから離脱するかを問う国民投票。
そして、前の前のアメリカ大統領選。
誰もがヒラリー・クリントンが勝つと思っていたのに、
蓋を開けてみたら、僅差でトランプの勝ち!

「敵の敵は味方」って言葉があるじゃないですか。
「トランプは支持しないけど、ヒラリーが嫌いだからトランプに入れた」
「EUの恩恵はあるが、移民が増えるのが嫌だからEU離脱に入れた」
「大阪市の手厚い高齢者優遇処置が無くなるかもしれないから反対に入れた」

住民投票や国民投票ってそういうもんなんですよ!
自分の事だけ考えて投票する。
それが積もりに積もって大逆転する。

これが直接選挙の怖い所です。

厳密に言えば、アメリカの大統領選は「まず選挙人を選ぶ」という、
間接的な国民投票ですが。。。


【議員内閣制】
日本が取っている議員内閣制とは、国民が選挙で選んだ国会議員が
国会の選挙で総理大臣を選ぶというものです。

ですので、国民の気まぐれで選挙結果が変わるような直接選挙ではありません。

議員内閣制は、主に首相(総理大臣)の他に「国家元首」がいる場合に多いです。
例えばイギリスの国家元首はエリザベス女王です。
女王は政治に口を出してはいけません。
女王の役割は、議会で決めた首相に政治を任せる任命をする事です。

日本でも天皇陛下が議会の選挙で決めた内閣総理大臣に任命をします。
天皇陛下も政治に口を出してはいけない憲法で定められた「国民の象徴」です。
日本人は天皇を「国家元首」とは言いませんが、諸外国から見れば、
エリザベス女王同様、日本の天皇陛下は国家元首なのです。

同じく国家元首がいて、首相がいる国は多くあります。

中国の場合、習近平氏が国家元首(国家主席)で、李克強氏が首相です。
しかし、エリザベス女王や日本の天皇陛下の様に、政治に口を挟まない国家元首ではなく、
中国の場合は国家主席が事実上の政治のトップです。

一方、オーストラリアやニュージーランド、カナダなどを見てみるとどうでしょう。
国家元首がいないのに首相しかいませんよね?
これはイギリス連邦に所属し、エリザベス女王を国家元首としているからです。

解かり易いのは、オーストラリア、ニュージーランド、フィジーなど、
国旗の左上の隅1/4に、イギリスの国旗が入っていますよね!
こういう国は完全な「イギリス連邦」加盟国です。

面白いので、一度ググってみてはいかがですか?


【投票で大事な事とは】
最後にお話ししたいのは「選挙に行こう!」という事です。

上記でお話ししたように、日本は国民が直接国のトップを決められません。
なので、なんとなく「どうせ自分の一票なんて…」って思いがちです。
選挙に行っても面白くないですもんね!?

でもー!「清き一票を!」ってよく言いますが…
実は皆さんが投票できるのは、1票ではなく2票なんです!

「選挙区」と「比例区」の2票です!

選挙に行く事で、2人の国会議員を当選させる事ができるかもしれないんです!

特に私が住む沖縄県と、実家がある山形県は、毎回激戦区と言われています。
だいたい「自民・公明」が推す候補と、「立憲・共産」が推す候補の
事実上の一騎打ちになります。

「どっちの候補者もパッとしないな~」
って事も良くあります。

ならば比例区だけでも投票しましょう!

選挙区は立候補者個人に対する投票ですが、比例区は、その地域が属する
比例ブロックの「政党」に投票するものです!

選挙区の候補者は、自分に票を入れてくれそうな人の為に政策を掲げます。
だからどうしても選挙に行ってくれそうな高齢者層に向けた政策を前面に立てます。

でも、若い人から見たら、そんな高齢者層向けの政策なんてどうでもいい!
「もっと私たちの事を考えてよ!」って思いますよね!?

じゃあ、自分の考えに近い政党を探してみてください。
そして比例区で、その政党に投票するんです!

国会議員の優劣さでみれば、選挙区で勝った議員と比例で選ばれた議員では、
キャリアとノンキャリアぐらい優劣があります。
でも、国会議員は国会議員です!
民主主義は数が勝負です!

だから選挙に行きましょう!
自分が応援したい政党から、1人でも多くの国会議員が出るように。
そしてその国会議員が国のトップを決めるんですから…

そう考えると、選挙に行くのが楽しみになってきますよ!


ということで…

政治の話しもそうですが、先ほど出た「イギリス連邦」の話しとか、
歴史や雑学は人と接する上で貴重な財産になります。

話題が豊富な人ほど話していて楽しいものです。

今回の話題にも少し関連しますが、次回は、
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第10章【雑学を習得しろ!】
話題が豊富な人ほど魅力的
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・‥‥…
のテーマから、
魅力的な人になろう!

というお話しをさせて頂ければと思います。

では、また次回お楽しみに!


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ではまた次回お楽しみに!よろしくお願いします。

2022年8月1日

【齋藤社長の情報発信室】
齋藤 利和