民主主義と独裁

イギリスのEU離脱!
まさに民主主義の恐ろしい現象。。。
キャメロン首相はEU残留を目指していたのに、国民投票を行ってしまった為に、EU離脱派の勝利となってしまい、辞任を表明しました。

一見、公平な民主主義の姿ともいえる国民投票が、国を壊してしまうかも知れない結果に陥る。
国が目指している所がボケてしまった。

更に、その結果を後悔しているイギリス国民。
これが民主主義の怖い所である。

イギリスは日本と同じ議会制民主主義!
国民が政党を選び、その政党から首相が生まれる。

一方アメリカは直接的民主主義。
国民が大統領を選ぶ。
だから民主主義の怖さがここにも有る。
トランプが当選する可能性も大きいからです。

日本では、今話題になっている、東京都知事がアメリカの大統領制に近いが、東京都では、議員と知事が対等な関係を持つ「二元代表制」が取られています。
一院制であっても、歯止めがかかる仕組みになっています。

しかし、国民による直接投票では、歯止めが掛からず、EU離脱という結果に陥ったり、間違ってトランプが大統領になったりする。

一方、民主主義に対して、「独裁」という言葉がある。
一人のリーダーが絶対的権力を持ち、最終的にはリーダーの判断に委ねる。
日本も、徳川将軍の江戸時代、秀吉や信長の時代は独裁国家である。
間違った判断をする可能性もあるが、その一方で迅速に物事が決まって行くメリットが有る。

会社も同じです。
特に、オーナー会社は独裁である。
しかし、株主総会で社長を選出するような株式会社では、民主主義の考え方に近い。

うちの会社も、今までずっと独裁でやってきました。
しかし、今年から中国人スタッフに、総経理と副総経理をやらせ、私が会長に退くことで、民主主義になりました。

殆どの事は、総経理と副総経理で決めます。
資金繰りがうまく行かなくなった時など、大きな問題には、私も入り3人で決めます。
つまり、話し合いをしないと、先に進まない事が多いのです。
なのでじれったい!

今の安倍政権を、独裁と言う人がいます。
しかし、イギリスのような弱いリーダーでは、この日本を纏める事はできません。
議員内閣制の中で、50%を越える支持率を維持し、世界からも認められる日本のリーダーになりました。
ある意味独裁者かも知れませんが、今は彼しかいません!

東京都知事もこのぐらい強い人が出て来て欲しいですが・・・

ここしばらく、私は私で、会社での立ち位置について考えていましたが。。。
やはり私の仕事は、会社での総理大臣なんだなぁ~と。。。
最後の判断は私がしなくてはいけないんだと。。。

それは、民主主義を取り入れた会社であっても、最後はトップが決断しないといけない訳ですからね!

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