選挙と投票

参院選挙が終わりましたね!
戦後4番目の低さと言われても、だいたい日本の選挙の投票率って、いつも50%程度ですよね?
他の国に比べれば低すぎますよね?

ホントにそんなに多くの人が投票してないんでしょうか?

Wikipediaによると「投票率とは有権者総数に対する投票者の割合」とあります。
私はずっと、選挙の案内が送られて来た人の中から投票した人の割合だと思っていましたが、そうじゃないみたいです。

私は、23歳から27歳まで、約5年間ブラジルに居ました。
その間は一度も投票に行った事が無いし、20歳になったときも、政治に興味が無かったので投票に行った事はありません。

初めて投票したのは、横浜に住み始めた時からで、この間の約9年間は、海外出張などでいなかった場合を除き、毎回投票に行ってました。

しかし、その後中国に住んでからは、一度も投票した事が有りません。
日本から住民票を抜いたら、選挙権が無くなると勝手に思ってました。

先日、香港に住む日本人の方と食事をしていた時、香港で投票して来たという話しを聞き、「在外選挙人証」という物が有れば、海外からでも投票できるという事を初めて知りました!

外務省のホームページで調べてみると、手続きは面倒ですが、申請できることが解りました。
しかし、この申請は、住民票を抜き、海外への転出届けを出す必要があります。

実は、ずっと住民票は抜いていたのですが、5月に日本に帰った時、国民健康保険に加入する為、住民票を入れてきました。
つまり、住民票を入れたまま海外に来てしまったら、投票できないという訳です!

昨日、日本から出張に来たばかりの友人と食事しました。
投票に行ったかと尋ねると、実家に帰る事ができなかったので、投票してないと言います。

不在者投票、期日前投票、在外選挙など、投票できる方法は有るものの、それもそれぞれ不便な事が多い気がします。

在外選挙は、事前に「在外選挙人証」を入手しなければならない。
不在者投票も、事前に住民票のある自治体に「不在者投票証明書」を請求しなければならない。

そして、期日前投票は、選挙の公示日の翌日から選挙期日の前日までに、地元の選挙区で投票する。

結局、選挙の公示日から選挙日までに地元に居ない場合は、事前手続きが必要であり、しかも公示から選挙日までは、約2週間しかないので、急に出張が決まった人などは、投票できない場合が多いのではないでしょうか?

海外に住んでる日本人の有権者や、地元を離れて暮らしている有権者は、こういった不便さから投票できてないというケースがものすごく有るのではないでしょうか?

理想は、マイナンバーなどを活用して、インターネットで投票ができるようになるのが一番だと思いますが・・・
せめて、それができないなら、不在者投票などの申請手続きをもっと簡単にしてほしいものです。。。